整理整頓は人生の半分

ドイツには整理整頓は人生の半分ということわざがあります。

ドイツ語で書くとOrdnung ist das halb Leben.オルドゥヌング イスト ダス ハールプ レーベンと読みます。もちろん整理整頓だからといってイスト ダスを椅子と出すなどと捉えてはいけませんよ。

整理整頓というとちょっと硬い表現ですが、要するに片付けですね。少しだけ片付けてみました。

 

果たしてどちらがビフォーでどちらがアフターかは言うまでもありませんよね。もちろんお前、これ押し入れに入れただけとちゃうか?なんてことは言わないでください。

それにしてもフローリングの上になぜか畳が。ツッコミどころあります。

ただ調べてみると最近はこのフローリングの上に畳というのが流行っているようです。ぼくが生まれたころはまだ外国人の来訪は少なかったと思いますがここ20~30年の間に異文化交流やグローバリズムが定着し外国人の来訪が増えてきたというよりも特に珍しくもない現象ですね。その外国人が日本の旅館などに宿泊されるときに畳のある部屋を希望するのだとか。なるほど日本の文化に興味がありフローリングにはなくクッションにもない肌触りと匂いに癒されたいのかもしれません。靴も脱げますし。

さて、タイトルの整理整頓についてですが、整理と整頓は同じことだと大半の人が思っているかもしれません。ぼくもそうでした。しかしこれも調べてみると違いました。整理は要るものと要らないものを分けて要らないものを捨てることで、整頓は要るものを順序立てて並べていくことらしいです。ですから整理整頓という言葉は聞いても整頓整理という言葉は聞いたことがないですね。分別しないと整頓できないわけです。

また哲学の授業で聞いたことがありますが整理整頓を初めて考えた人物はアリストテレスでした。確かアレキサンダー大王の家庭教師でしたね。てことは大王もアリストテレスから整理整頓を学ばれたんでしょうか?

それにしてもドイツ人は整理整頓は人生の半分と捉えているそうですが、果たして残りの半分は一体何なのか。気になる次第でありました。