こんにちは~西田酒店スタッフおけいこと乙谷(おとや)です。
3月5日にワイン教室を開催しました。
店内での開催は約一年ぶり。定員8名で3月5日と10日の2回に分けての開催。おかげさまで定員に達しました。
今回は、教室のメンバーでもあるK氏が企画した特別な試飲会を開催します。講師は当然K氏。熱い思いを語っていただきます。
K氏がかつて某輸入業でアメリカを担当していた際、「身体が震えるほど感動した」というジンファンデルの赤ワイン。その感動を皆さまと共有したいとの思いから、個人で輸入しご自身のセラーで熟成させた2004年~2009年のワインをご提供いただきました。さらに今のカリフォルニアの個性あるワインも組み合わせ、特別なテイスティングリストをマダムが作成しました。
3月5日は1回目の教室。
皆さんも久しぶりなので、何だか感慨深いものがありました。
K氏とマダムの講師の掛け合いがばっちり!
参加者の皆さんも楽しんでおられました。

マダム櫻子のワイン教室
5日のワインリストは
①SparklingWine : QUARTET ANDERSON VALLEY
カルテット アンダーソン ヴァレー
②Red Wine : Rosenblum Cellars Zinfandel 2004 Rockpile Road
ローゼンブルーム セラーズ ジンファンデル 2004 ロックパイルロード
③Red Wine : Rosenblum Cellars Zinfandel 2006 Rockpile Road
④Red Wine : Rosenblum Cellars Zinfandel 2009 Rockpile Road
⑤WhiteWine : CALERA Chardonnay Central Coast 2022
カレラ シャルドネ セントラルコースト
⑥ Red Wine : CALERA Pinot Noir Central Coast 2022
カレラ ピノ・ノワール セントラルコースト
今回のメインはあくまでもジンファンデルの垂直試飲。
それもローゼンブラム氏は、キングオブジンファンデルと呼ばれるほどすごいお方で、一躍彼のジンファンデルを世の中に知らしめたのが、ロックパイルロードなのです。
なかなかこういう機会に出逢わないので、とても楽しみにしていました。
講師のK氏が一番楽しみにしていたとの事(笑)

マダム櫻子のワイン教室
マダムも
「ワイン教室に携わってきた私にとってもなかなか出会えない希少で貴重な記憶に残るワインとの出会いとなりました」とのこと。
K氏はナパ、ソノマ、モントレーと滞米中に休暇の都度車で回り、生のカリフォルニアとことこ探訪談も面白く、何よりジンファンデルを愛してやまない思いが伝わりあっと言う間ではありましたが、熟成ジンファンデルのすごみを肌で感じました。
ここからは当店店長ソムリエマダム櫻子のコメントです。
「元々濃厚な葡萄でアルコール度数も高め、16度以上ありインパクト大。
特に2004年のワインはさすがに熟成は進み茶色味がかかっており、甘草(漢方薬みたいな香り)やスパイス、ハーブ香が強く、しかも甘みも大。アルコール高めのエキス分多めの足の長さ大。チョコレートをつまみにちびちびと際限なく楽しめそう。
2006年は2004年に似た薬草っぽい香りの他少々軽快な印象。
2009年はグラスの液面も茶色ではなく赤みが強くまだまだ熟成による良い変化を期待できそう。3本とも良く育ったぶどうで造られていると実感。年によって、熟成によってワインは変化する証明会でありました」
との事です。
おけいも今回のワイン会はワクワクする思いでの参加でした。
最初のカリフォルニアのスパークリングワインから始まってジンファンデルの垂直ワイン会はそうできるものではありませんからね。

マダム櫻子のワイン教室
そうそう、とってもユニークなワインを知る方法をK氏より伝授されました。
彼は飲み干したワイングラスの残り香を入念にチェックします。弱いワインの場合、はてさて香りがしないなぁ~と。
2004年は甘いチョコレートのような香り。
2006年は干したイチジクなど、干果の香り
2009年はミルクチョコレートとカカオにトロピカルフルーツ、例えばマンゴーの様な香りがミックスしてチョコレートの濃い香り(K氏の感想)
なるほど~でありました。
マダムは
「皆さまもこれからのワインライフに取り入れて見られたらいつかフム!なるほど~この事か!の経験をなさるかも。げにワインライフは楽しかるらむ~」とのこと。
で、ジンファンデルの垂直ワインが終わってからは、カリフォルニアで最も魅力的と言われている生産者のカレラのワイン。
シャルドネとピノノワールを試飲しました。
マダム曰く
「これもすごいワインです。いつの頃だったかこれらのワインを入手したくても入れる術が分からず、ワイン名のみ頭の中に残った。そんな記憶があります。
それがいとも簡単に入手できた隔世の感がありますね。これらはカリフォルニアの南の方セントラルコースト産だったと思いますが、シャルドネも、ピノノワールも安定の旨さで、さすがでございました。
ジンファンデルの方はオーナーが亡くなって売却され日本には入ってこなくなり、益々K氏がジンファンデルに出逢えたことが奇跡のように感じます。カリフォニア今昔でございました。」
これまたふむふむなるほど~
今回は本当にいつもと違ったワイン教室でした。
おけい自身もかなり勉強になりました。とってもマニアックですが面白かったです。
そしてマダムが言う「良いワインはよいぶどうから」これはどこにいても一緒だと強く思いました(*^^*)

能登は七尾の西田酒店スタッフおけいです(^^)v
おけいは、ワインをこよなく愛し、美味しいものには目がありません。
当店店長のユニークなマダム櫻子(利き酒師&ソムリエ)との二人三脚で能登の地酒とワインのコラボを紹介していきたいと思います。よろしくお願いします(_ _)