今日3月31日はオーケストラの日と言われております。由来は2007年に公益社団法人日本オーケストラ連盟により耳にいい日(33に1日)とか耳に一番(33に1番)という理由で制定されたそうです。語呂合わせですね。それにまだ20年も経っていないのでそんなに古くもないですね。現在加盟しているプロのオーケストラは37団体あるそうです。
ただ今日はオーケストラ奏者、ではなく全楽器が演奏する楽譜を1つにまとめたもの、スコアについて書きたいと思います。
最近スマホのカレンダーの予定にブログのメモを記入していますが3月31日は
コンデンススコア自作巨匠スコア音域
ピストン管弦楽法スコア→和弦→奏法
聴いた音を書く習慣(2小節)スコアメーカー
リムスキー管弦楽法73pテキスト朗読
でした。でもこれだけじゃ何のことかわかりませんよね。
県内の楽器店の写真です。おびただしい数の作品が並んでますが、目下のところ興味のある作曲家はpr.とre.とその両師匠のri.ですね(通ならわかるはず)。
そのri.ですが世界的に知られている管弦楽法の大家でもありました。
木管楽器のハーモニーで必ず登場するところです。和弦とも言われています。英語得意じゃありませんがoverlayingを訳すと積み上げ、crossingは抱きかかえ、enclosureは囲い込みになると思います。ほかにはdoublingがあります。これは重複の意味で例えばフルート2本オーボエ2本の場合、下のパートを奏するフルートと上のパートを奏するオーボエが同じ音を鳴らします。ただ英語なのでテキスト朗読は無理ですね。ということでピストン管弦楽法→和弦は割愛。
コンデンススコア自作巨匠スコア音域は過去に書いた曲、主にピアノ曲などの編成の薄い曲をその内容にふさわしいいわゆるクラシック音楽の大家の作品と照らし合わせて吹奏楽や管弦楽の作品に書き直すことです。
というわけで恥ずかしながら20年以上前に書いた曲、なぜかペン書き。右端なんて判読不能。ていうか全体的にデタラメ。そしてもっと恥ずかしいのは自作のコメント。とくにヒンデミットやバッハ・・・穴があったら入りたい(そんな大きい穴ない!って言われたことありましたが)。
なぜかホルストのイメージなんですね。ただ一つ共通している点は調性がハ短調であるということ。
この本も20年以上前に買いました。わずか60ページほどの薄い本です。著者は作品を理論的に分析する作曲家としても知られとくに第九のスコアにはその徹底ぶりがうかがえました。この本なら朗読に向いているでしょう。もしコンサートに足を運んだことがなくクラシック音楽に全く興味がない人がこの本を読んだだけで音楽作品の読譜が可能になるか・・・という変な想像をすることがあります。それにしても作品一覧で気づいた点ですが、ショスタコーヴィチにやや偏りがあります(お好きなんでしょうか)。
さてre.はレスピーギのことだったんですが、この作曲家もri.つまりリムスキー=コルサコフの多大なる影響を受けたわけです。どのくらい影響を受けたのか。管弦楽法のみならずメロディやハーモニーまで似ているところがあるくらいです。さて色彩的な管弦楽法満載のローマ3部作(噴水 松 祭)を残されたことで有名ですが、このリュートのための古風な舞曲とアリアとくに第3組曲も有名です。その特徴はタイトルからして古い形式を用いてはいますがやっていることがかなり斬新です。今回は赤の矢印で示したドーソーレという4度進行と3拍子なのに2拍と3拍が交互に入れ替わるややスリリングな展開の場面をとりあげました。こうしてみると失礼ながらクラシックの典型的な長大な肩が凝るような作品を書いた作曲家というよりはユーモアのセンスや遊び心、その人柄が偲ばれるようです。
せっかくなのでやはり代表作、ローマ3部作の中から噴水をとりあげましょう。その第3楽章、真昼のトレヴィの噴水。まあおびただしい段数、その数30段。少なくともいえることはモーツァルトやベートーヴェンの時代にはありえない数ですね。no copyですが研究のためにcopyしました。噴水というよりは古代ギリシア神話に登場する巨大な海神ポセイドンがおびただしい水しぶきを上げて現れる、そういう場面らしいです。とくに3~4小節目、シンバルのロールがクレッシェンド、頂点でパーン(シャーンかもしれない)という描写、想像力のたくましさを感じます。また弦楽群(コントラバスをのぞく)と木管楽器群の細かい音符が凄まじい水流を表しているようです。もちろんメロディは金管楽器群(テューバ途中で離脱)ただハープが2台も使われているのにぼくにはまったくもって聴こえないのですが、この2ページだけで作曲者のドヤ顔が現れます。
さて、これが実際に演奏されることはおそらくないと思いますが、書いた、いやfinaleやsibeliusなど楽譜制作ソフトに入力(打ち込み)したデータの演奏をワンクリックで聴けるなんてすごい時代になったなあと思います。最後に何年か前に買ったオーケストラ・アレンジの著者、彦坂恭人さんについて。思ったことは、初心者~上級者までどんな人にもわかりやすくオーケストラ編曲、魅力を伝えていることです。ていうか高度な知識や技術でマウントをとることなどまったくなく、衒い(てらい)がない。なによりも読者に実際に書くことを勧めている。これはやられました。こんな人もいるんだと。結局はシンプルなことでいいのです。というわけで
結論はスコアリーティングであろうとオーケストレーションであろうと実際に書いてみることですね。最後までお読みいただきありがとうございました。
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有限会社西田酒店 取締役 西田 稚啓
生年月日 1978年 6月 19日 A型
経歴
・金沢経済大学(現 金沢星稜大学) 経済学部 商学科卒
・金沢福祉専門学校 介護福祉士科卒
2005年より有限会社西田酒店勤務
【 主な仕事 】
レジ 配達 仕入 ワインと地酒のセレクトショップNISHIDA Web担当
【 趣味 】
マラソン(自己ベストは4時間26分)最近足腰が痛くなり走れません(◞‸◟)
クラシック音楽 S .プロコフィエフ(1891~1953)よく聴きます。
最近C.ドビュッシー(1862~1918)のピアノ曲にはまりました。
第1アラベスクと月の光を練習しています。
フリーセル(ソリティアともいわれているカードゲーム)