ボローニャ国際絵本原画展

先日地元の美術館に行ってきました。

1998年から毎年開催されているそうですが、訪れたのは今回がなんと初めて。地元の人は地元のことを知らないといいますが。先日店に来られた知人に教えてもらいました。

ボローニャはエミーリア・ロマーニャ州の州都ですね。首都ローマよりもはるか北に位置しております。フェラーリ本社があります。世界最古の大学と言われているボローニャ大学があります。でももっと知られているものはボロネーゼというパスタかもしれません。

このボローニャ国際絵本原画展は児童書のためのイラストレーションのコンクール、いわば絵本の表紙に描かれるイラストですが、ほのぼのとさせるものもあれば、かなり皮肉めいたものもありました。ただどんな作品を観たかあまり覚えていないのです。まてよそういえば戦争、庭、行列、パレード、衣装の5枚で構成された王様と衣装は一番初めに観たので覚えております。戦争では両軍が弓矢を放ちますがどれ一つとして矢が兵士に当たらないという面白さがあり、小さな小さなプラスチックのスープでは工場から排出されたプラスチック類の粉末が海洋に流出しそれをプランクトンが食べ、そのプランクトンを魚が食べ、最後にその魚を人間が食べるという負の食物連鎖?に衝撃を受けましたが、世界一長いひげを持つ男にはやられました。口元に生えている左右対称のひげが均等に伸びていき、その形は想像を絶するくらいの量と大きさになり、でも最終的には2羽の鳥に切られてしまうという悲劇?です。例えて言うならばあと1枚で完成するトランプタワーが瞬時にして崩壊とか、あと1個並べれば完成するドミノがこれまた瞬時にして失敗に終わるとか、まあそんな結末ですね。

さて、冒頭でも言いましたが、この国際絵本原画展は98年から開催されています。かく言う自分は今年1回目ですが、来年もまた行こうと思います。