部屋を片付けていると出てきました。
ファミコンです。正式名はファミリーコンピュータ、もう少し付け加えると家庭用ビデオゲームマシン。ただこれはデザインが一新されていますね。ぼくは買った覚えがないのです。たぶん弟が買ったんでしょう。なぜかFF3のソフトが挟まったまま。そしてNERVのロゴステッカー。エヴァですね(ていうか貼るな!)。
実を言いますと今から35年前はゲーム大好き人間でした。ドラクエやFF以外にもいろいろなジャンルのゲームをプレイしていました。しかし現在は、いや20年前からゲームはもうプレイしていません。しかしこの写真を見ているとやはりもう一度プレイしてみようかなという気になったりしますね。
ただ今、プレイしてみたいゲームはドラクエ、FFではなく大魔司教ガリウス(魔城伝説2)なのです。
コナミといえばぼくが初めて知ったゲームはグラディウス(1985)で、次の悪魔城ドラキュラ(1986)そして次がこのガリウス(1987)です。ただこのゲーム、説明書やパッケージがないのです。おそらく当時流行っていたドラクエ3の攻略が遅々として進まず、合間に違うゲームをと思って(説明書やパッケージが欠如したような)中古のソフト屋で買ったものだと思います。ただ実際のゲームはパッケージのデザインは一切出てきません。ほぼ2等身のポポロン(男)とアフロディテ(女)の2人の主人公を使い分けながら剣や武器(剣も武器ですが)で敵やブロックなどを切り崩し難関を潜り抜けていくアクションRPGです。高度なジャンプ操作も要求されます。いやホントだんだん難しくなり終盤の迷宮にはずいぶん苦しめられました(先進めません)。ただラスボスのガリウス撃破後、このストーリーの結末はポポロンとアフロディテの間にできた赤ん坊を救出することなんですが、その赤ん坊の名前がなぜかパンパース。
それにしてもRTA-全要素回収の動画には正直、参りました。ぼくは結果、ドラクエよりもはるかに長くこのソフトのクリアに1年くらい費やしてしまいましたが。それをこの動画はわずか53分でクリアしているからです。もちろんあれこの画面がない(ステージ4でオールがないと水の上を渡れない)とかわざとジャンプして敵にぶつかってその点滅している間は無敵なので自動的に上に行けるとか、あげくにはもうあと1ダメージでアウトというところで敵を1体だけ倒してライフを全回復させる離れ業!にハラハラさせられました(鮮やかうますぎる)。ただなぜか懐かしい(35年前ですから)。そういえば2日前は皆既日食の話題で盛り上がりましたが、写真(レーザーポインターみたいですね)を撮っているとこのゲーム画面を思い出しました。
わかります?左の敵キャラ(ゆっくりピストン運動してますがプレイヤーが近づくとスピードを速めます。耐久力高)
それにしても53分ってもう10年前に走った、かなざわ市民マラソンを思い出します。確か51分52秒だったような気がしますが、本当にぼくの10㎞走とゲーム攻略が同じ時間なの?不思議な気持ちにさせられます。
ちなみに左がラスボスのガリウス。いや一瞬びっくりしました。ある先生(音楽)に似ているのです。
音楽はエンディングのスタッフロールでONIGIRI Yamakoというクレジットで表記されていますが、かつてコナミ矩形波倶楽部(くけいはくらぶ)で活動していた山下絹代さんです。あの悪魔城ドラキュラのBGMを手掛けられたことでも知られています。そしてこれがデビュー作ですからすごすぎます。いやあ矩形波俱楽部はすごいですね。フルオケまで手掛ける人がいますから、こんなゲーム音楽集団はほとんどいないですね。しかしぼくはこのゲーム中もっとも印象的なBGMはボスキャラ撃破後に現れる宝箱を剣で突いた後に鳴り響くあのファンファーレ(エコー付き)だと思います。まるでゴージャスな財宝が出てくるような、まあ一種の効果音ですね。
さて、なつかしさに感極まって35年前のことをグダグダと書いてしまいました。続いてはこれまた部屋を探していてこんな本を発見しました。
本当の商売とは何なのか、売上なのか、コスト削減なのか、いや、そういう類のものをはるかに凌駕する、実に深い洞察に富む本だと思いますが、2001年に出版された本です。ただぼくはこの本を買いませんでした。誰かが何かのセミナーの関連書籍のために読むべき本として買わされた可能性も高いです。扉ページにはインディ・ジョーンズのテーマをBGMにどうぞと書かれています。そうです商売繫盛の大冒険ですからね。そして売上を下げる4つの要素を4頭の魔獣に見立ててそれらを封印するよう指示があります。さながらRPGですね。ていうか発想がすごすぎ。
しかし何よりも驚いたのは、この著者の持論が20年以上、一貫してぶれていないことです。そして当店がその20年後にその先生が起ち上げた組織に参加することになるとは。
ところで今回のタイトル、探求の末に見えてくるものは果たして何でしょう。探求とは、それはまずは調べることから始まると思います。あるいは観察することですね。ともすればよく時間がないから作業ができないという逃避を(ぼくもよく)しますが、言うまでもなく作業を行うためには無駄な時間を省くことが重要ですね。しかしもっと大事なことがあります。それは思考を変えることです。しかもそれはいつでもどこでもできる、ちょっとした変化ですね。
さてうまく言えませんでしたが、久しぶりに目からウロコが落ちるいい本に出会いました。いうなれば最小の努力で最大の成果を上げる感じがします。ただおそらく今後はこのような本に巡り合う可能性も高いかもしれません。
いい本に出会い、いい師に出会う。他者は自分を映す鏡という言葉があります。そういえばこの本にはお客様は神様ではなく弟子であると書かれていました。つまり店員はお客様が気づいていない点を指摘する、そういう立場でもあるんですね。ぼくもそういう人に出会いたい。いやぼくがならなくちゃいけないんですね。
さて、何度も出てくる35年ですが。ただ一つ言えることは、決して無駄ではなかったということです。35年前にガリウスを買い、20年前に誰かが失われた「売り上げ」を探せ!を買い、2年前にその著者の組織に入会した。今日のブログは、それだけのことですね。そしてそれらはすべて部屋の片付けから始まりました。

有限会社西田酒店 取締役 西田 稚啓
生年月日 1978年 6月 19日 A型
経歴
・金沢経済大学(現 金沢星稜大学) 経済学部 商学科卒
・金沢福祉専門学校 介護福祉士科卒
2005年より有限会社西田酒店勤務
【 主な仕事 】
レジ 配達 仕入 ワインと地酒のセレクトショップNISHIDA Web担当
【 趣味 】
マラソン(自己ベストは4時間26分)最近足腰が痛くなり走れません(◞‸◟)
クラシック音楽 S .プロコフィエフ(1891~1953)よく聴きます。
最近C.ドビュッシー(1862~1918)のピアノ曲にはまりました。
第1アラベスクと月の光を練習しています。
フリーセル(ソリティアともいわれているカードゲーム)