猛暑を乗り切るには

それにしても今年の暑さは異常ですね。

そう言えば朝のワイドショーでも取り上げられていましたが。この異常な暑さはラニーニャ現象によるものだそうです。それはフィリピンやインドネシアやミクロネシアの赤道付近の気温が上昇し、対流が発生し、その結果気圧が下がるため、太平洋高気圧の勢力が強まり異常な暑さをもたらすそうです(一応調べました)。

せっかくなので図を書いてみました(それなりのクオリティです^^;)。

ミクロネシアはおろか、フィリピンすらも見当たりませんが。

おそらく今の時期(梅雨明け前)本来はこんな感じになると思います。それが。

こうなっているのです。そして

中国大陸北方にチベット高気圧が発生し

偏西風も前線(梅雨前線)の上を通過します。その結果

太平洋高気圧の勢力が上昇し、猛暑になるわけです。ていうか高気圧が2つも。ダブル高気圧ですね。ある気象学者は真夏に毛布を2枚重ねて寝るようなものという例えを出されましたが。これは見事だと思いました。

そう言えば2010年も非常に暑い年でしたね。暑さは夜になってもほとんど収まらずそれが7~8月でも収まらず9月になっても続くという。でも10月になるとさすがに収まったかな。そしてこの時に知ったのがチベット高気圧。やっぱりです。この年は寅年、そう言えば今年も寅年。干支で決めるのは決めつけかもしれませんが。寅年って暑いんでしょうか?ということは98年も暑かったと思います。

ていうか梅雨前線が北上すればほとんどまとまった雨は降りませんね。図では前線の位置が青森あたりになっていますが。もっと北上すれば北海道すらも猛暑になるかもしれません。そうなってしまうと日本全国暑さからは逃れられない。いや日本列島のみならず世界も暑い。ヨーロッパでは熱波が発生、スペインでは山火事も発生しているのだとか。異常気象による非常事態ですね。

そうなると、むしろ暑さから逃れる術を探すことよりも暑さに耐える体質改善をした方がいいかもしれませんね。いわゆる夏バテ予防。それは食事の質や睡眠の質を上げることで改善することができますが。最も効果的なのは、運動。トレーニングではないかと思います。ただこう暑い日が続くと夏バテというよりは熱中症対策ですね。

もちろん熱中症というと直射日光のことばかり考えがちですが、別に日光に当たらなくても換気がしにくい部屋とか湿度の高い部屋に長時間い続けているとかかりやすいと言われています。まあとにかく暑いと体内の水分が急速に失われてしまうため、水分補給をしなければいけませんが。一度に大量に摂取すれば胃腸が冷えて消化活動が低下し、最悪の場合、腸が委縮して下痢になってしまうおそれがあります。もちろんミネラルや塩分が足りなかったからと言って熱中症になってしまってからの摂取では遅いのです。

しかし筋トレ(無酸素運動)をしている人は筋肉量があるため、そして実は筋肉は臓器の中で最もたくさんの水分を必要とする器官でもありまたポンプの役割も果たし保持できるため胃腸が冷えることがなく消化活動が低下することがない、結果熱中症予防になるという理屈です。

というわけで熱中症対策の手段の一つとしてトレーニングを取り上げてみました。ただ本当にジムなどで身体を鍛えている人は熱中症を予防できているんでしょうか。気になることではあります。