日本のワインの父と称されている川上善兵衛さんが生み出したぶどう品種、それがマスカット・ベーリーAです。2013年に国際品種として登録されました。
ようやくマスカットベーリーAの魅力がフランスの審査員に評価され、国内外に岩の原のマスカットベーリーAここにあり!と、評価されております。
善兵衛翁が苦労して造り上げたこのぶどうの誕生により、日本でのワイン醸造の道が、画期的に開けたのです。いわば日本ワイン発展の影の功労者。岩の原ワインの主力品種でもあります。
2015年は、平均気温は平年並みでしたが、他年に比べて降水量が圧倒的に少ない年であった為に、よく成熟したぶどうを収穫することができました。
「バースプレイス」とは、「発祥の地」、「誕生の地」という意味で、この品種が岩の原葡萄園で生まれたことを表現しています。
豊かで深みのある香りと繊細な味わいが豊かな、マスカット・ベーリーAの赤ワインです。
このワインについてマダムはフルーティな甘い果実の香り、いちご系の香りを感じ。
バターをあまり使わないような料理や和食にも合うと評しております。
ヌーヴォーではない作りのボジョレーのワインをイメージします。まるでガメイのよう。
心地良いタンニンの旨味のバランスが取れて、今日のおうち食にピッタンコのワインです。
容量 | 720ml. |
生産国(地方) | 日本 新潟県 |
ヴィンテージ | 2015 |
ぶどう品種 | マスカット・ベーリーA |
タイプ | ミディアムボディ |
生産者 | 岩の原ぶどう園 |
※川上善兵衛さんとは
岩の原といえば創業者は川上善兵衛(1868~1944)さん。
簡単にプロフィールを。
明治維新の年に新潟県上越市で誕生。豪農で超大金持ちの父が早くに亡くなったので16歳で若くして家長に。
川上家のあととり息子として東京で福沢諭吉の門下生となりぶどう栽培と醸造法を欧米から取り寄せた原書で独学。
試行錯誤でワイン造りに成功。
ワイン造りに励む優秀な青年として勝海舟の推薦状や榎本武揚、他著名人との交流もあった日本のワインの父と称せられている方です。
またぶどうの品種改良にも取り組まれ、アメリカ系ぶどうとヨーロッパ系ぶどうを交配してできた国産オリジナル品種がこのマスカット・ベーリーAです。

能登は七尾の西田酒店スタッフおけいです(^^)v
おけいは、ワインをこよなく愛し、美味しいものには目がありません。
当店店長のユニークなマダム櫻子(利き酒師&ソムリエ)との二人三脚で能登の地酒とワインのコラボを紹介していきたいと思います。よろしくお願いします(_ _)